丼ウォーター、千葉水郷

 19日のダスビダーニャ(さようなら、http://bizpal.jp/eijyo/20060219)にqpさんから、知っているロシア語についてのコメントをいただいた。同じようなことを五木寛之のエッセイで読んだ覚えがあり、30数年前の角川文庫「風に吹かれて」【写真】を探した。

 日焼けが本文に迫っている、古くて活字が小さな文庫本をめくったら「おろしや語奇談」に、シベリア上空を飛ぶTU114機上で、隣に座った豪快な大先生に、ロシア語で「おはよう(ドブロエ・ウートロ)」、「ありがとう(スパシーボ)」を教えてあげたら、大先生は手帳に「丼ウォーター」、「千葉水郷」とメモしたという話しが載っていた。

  

 この180円の角川文庫、表3にペン書きで「1970年11月23日 小生○○××浪人中に、肥前藩浪士□□△△君へ送る」とある。○○のT君、医学部に進学したと記憶している。