グラズノフと栗原小巻の西行

 読売日響の池袋名曲コンサートに毎月通っている。今日はロジェストヴェンスキーの指揮で、グラズノフ交響曲第4番と四季。何れも図書館からCDを借りて予習したが、聴きやすい旋律が多い。四季の4曲の前に、栗原小巻滝田栄の両氏が、西行の短歌(http://www.asahi-net.or.jp/~sg2h-ymst/yamatouta/sennin/saigyo.html)を朗読するという、実験的な趣向だった。

  

 東京芸術劇場の6列目なので、栗原小巻さんを近くで初めて見たが、物腰は可憐。しかし、詩吟のように抑揚がついた朗読で、迫力満点。オペラ歌手よりも響く、低い声に感激した。

 1945年生まれで、吉永小百合さんと同じ60歳。寅さん4作目のマドンナで有名になったが、最近は写真の通り舞台で活躍されているようだ。

 読売日響も乙なことをやる。