G.C.INC.の年賀状

 会社は数年前に年賀電子メールに代えてしまったが、個人では毎年200枚くらい出している。10年前まではプリントごっこ(http://www.riso.co.jp/pg/pg/pg5.html)のお世話になっていたが、最近はずっと印刷屋にお願いして、名刺で有名な「山桜」(http://www.yamazakura.co.jp)の干支の図柄の金箔に赤箔という、「シンプルなのに派手」なのを使っていた。

 近くの印刷屋さんが移転してしまい、スーパーや生協、コンビニのチラシから申し込もうと思ったが、どうもセンスの良いデザインが見つからない。

 日本橋高島屋に実物を見に行ったら、5階の文具売場に業者が3社も並んで臨時の店を構え、売り込み合戦を行っていた。住所も挨拶文もワープロ打ちするので、デザインカードでもと思い、既製品売場をみたら、なかなか良い図柄の「酉」を見つけた。種類も豊富で20種類以上ある。G.C.INC.という会社で、箔押しではないが金も使い、5枚で210円とお手ごろ価格である。

http://www.gc-inc.co.jp

 会社案内を見ると、1979年創業で、はがき、便箋、封筒などの自社デザイナーによる制作と販売を行っており、六本木ヒルズに直営店を持っている。

  

 Web制作でもデザイン主導の会社は多いが、サンリオやディズニーのキャラクタービジネスとは異なるものの、デザインを良くするだけで、便箋でも封筒でも、数倍、数十倍の価格で売ることが可能になる。G.C.INC.は高島屋丸善三越などの有名店にしか卸しておらず、ブランド戦略も抜かりがない。

  

 一気に170枚ほど宛名印刷したが、バブルジェットのインクの乗りもよく、厚みのある立派なカードなので、使い続けたいと思う。

 来年の戌がどんなデザインになるのか今から楽しみである。

  

*[Rakugo] こぶ平は立派!

 小雨の中、黒門亭林家こぶ平を聞きに行った。12:30開場、13:00開演なので、余裕をみて12:15に行ったら「これで最後にしよう」という朝太さんの声。ラスト40人目で座布団にありついた。

 好きな「二番煎じ」を金時が熱演し、これで800円の元は取れたので、こぶ平は期待せずに待つことにした。しかし、最初の「ぞろぞろ」では、父三平の「ドーモすいません」も飛び出し、とても面白かった。

 すい平を間に挟んで、二席目は「四段目」。歌舞伎の勉強もしっかり行い、見得の切り方も堂に入っていた。ご存知の優しさを残したまま、風格も出てきたので、来年の林家正蔵襲名が楽しみである。

 それにしても、すい平は情けない。落語がやれない落語家が、なぜ来年真打になるのかサッパリ判らない。