電子メール年賀状

 本日、電子メールで523名の方に近況報告を兼ねた年賀メールをお送りした。

 昨日からこれにかかりっきりで、年始の挨拶まわりもせずに、名簿やいただいた年賀状の整理、そして文案の作成や配信ソフトの試験を行った。

 配信ソフトは、長田くんに数時間でC#言語で作ってもらった。いわゆる差込メールで、CSV(カンマ区切りテキストデータ)で用意した <会社名>,<氏名>,<アドレス>,<コメント> を差し込みながら、逐次電子メールを出すものである。標準のブラウザー上で動くサーバ・アプリケーションとなっている。500名以上への一括配信なので、ブラウザーで送信ボタンを押し、数分待った。右上の旗が動いているので処理中と判るが、間違えて2度押しすると、二重配信となってしまう。

 この機能だけでも、有償サービスとしてビジネスに出来そうだが、スパム・メールの温床になりそうだ。

 画一的なメール年賀状は失礼なので、<コメント>を追加してもらい、個々の方々へのメッセージを加えた。紙の年賀状は残らないがメールは保管が簡単だし、リンクで具体的なサイトに飛べるので、説得力がある。

 アドレスエラーで77通が戻ってきた。その内16通はこちらのミス。iをlと読み違えたり、古いアドレスに出したりで、昨晩遅くに再送信した。残念ながら61通は音信不通のままである。

 それにしても61/523通は多い。外資系の企業では退職された方も多いようだ。年賀メールは2年ぶりだが、いまだに事業部名付のアドレスを使っている大企業があり、配置転換で、その方とのコミュニケーションが取れなくなってしまう。2000年6月に「Web現代」のコラムで指摘したが、インターネットのプロであるべき、コンピュータ系の企業で多いのは困りものである。

http://kodansha.cplaza.ne.jp/digital/shimokawa/ip/2000_06_07/

  

 61名の方の「アドレスエラー」は、「ご縁がなくなる」につながり、とても寂しい。