Google ブック検索和解

 昨日、午後は丸の内OAZO 17Fの森・濱田松本法律事務所でJEPA主催の「Google和解」「著作権法改正」セミナーに参加。

http://www.jepa.or.jp/seminar/seminar.php?id=135

 ホットな話題なので、公開48時間で満員となり募集を締め切ったが、結局120名以上が参加され、立錐の余地がない熱気あふれる2時間だった。

 Googleが数年前に発表した、米国の主な図書館の蔵書のデジタル化、700万点のライセンスに関する米国での「和解」なのだが、700万点には多くの日本の書籍が含まれているので、その販売権や広告掲載権を与えるか、否か、その前に和解に参加するか否かの判断が、日本の出版社にも求められている。

http://www.googlebooksettlement.com/r/home

 会場の雰囲気は「黒船来襲」「Noと表明しなければYesとは何事!」という感じ。デジタル化一覧に多くの自社出版物を見つけ、驚かれた出版社が多いようだ。「ただでデジタル化してくれて、60ドル/点もらえるし、売れたら63%もくれるのだから有難い」などと言ったら殴られそう。

 終了後、松田先生ともお話ししたが、ドイツは国として和解に参加しないが、世界の潮流に日本が掉さしてもしかたがないし、Googleがやろうとしていることへの理解が不足していると感じた。

 http://bizpal.jp/eijyo/01731 でKindle for iPhone登場の理由は、大画面iPodと書いたが、Googleの700万点はAmazonとは完全に競合するので、EPIC2014Googlezonではなく、戦争突入かも。

 http://bizpal.jp/eijyo/01736 の通り、今回のデジタル化でGoogleSONY連合も形成されつつある。