今日の日経(14版)のトップ記事は、東芝のフラッシュ・メモリー工場への1.4兆円の投資。
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20071229AT1D2800B28122007.html
『東芝は半導体、原子力発電、パソコンなどデジタル製品の3事業に経営資源を集中』とのこと。
西田さんが投資した大型案件は、日経報道では、以下のとおり。
・フラッシュメモリー第4工場(7000億円、サンディスクと共同)
・ウェスティングハウスの原子力部門(4900億円)
・フラッシュメモリー第5、第6工場(1兆4000億円、サンディスクと共同)
「選択と集中」はとても気になるキーワードだし、西田社長の明快な経営は心地よい。西田さんには、10年以上前、東芝アメリカでDynabookを世界一に育て、凱旋帰国された際に、東芝パソ協のセミナーで話を伺ったことがある。そのときも明快な語り口で、自信がみなぎっていた。
http://bizpal.jp/eijyo/00241に書いた出井さん、安藤さんと同じような国際感覚を持つ経営者だと思うが、思考スケールも世界規模なので、後世に名が残る方かも。
【12/30追記】 日経に西田さんのインタビュー記事が載っていた。以下の通り、明快!
・社長に就任して2年10%を超える成長。その前の10年は平均1.3%。
・購入する資材はインフレ、販売する製品はデフレ!
・世界の製造業はコモディティー(汎用化)の波と戦っているが、イノベーションによる脱汎用化が目標。
・超小型燃料電池とフラッシュメモリーを使った新型記憶装置を来年投入。
・中途半端なサイズの事業でも国内市場にしがみついていれば生き残れるという「共同幻想」。
・「改革を先送りすれば、結局高くつく」は政治にも当てはまる。