ライブドア・ブログと幻冬舎

 2月10日、ライブドア幻冬舎から、ブログを書籍化する新会社の設立が発表された。

http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2005/02/10/6437.html

 新会社は「ライブドア パブリッシング」。資本金1000万円で、ライブドアが51%、幻冬舎ルネッサンスが49%を出資し、「ライブドア」ブランドでの出版を行うとのこと。

 新人の発掘から支援そして出版という流れは、http://bizpal.jp/eijyo/20041228でご紹介したiPublishに似ている。電車男ブームで、四匹目、五匹目のドジョウを狙うには、2chのような掲示板よりもブログのほうが文章がまとまっているので、扱いやすい。その分、意外性は乏しくなるが・・・

  

 ブログの印刷・製本サービスは、はてなダイアリー(https://www.hatena.ne.jp/info/sslhatenadiarybook)でも行っているが、一冊だけ作る人が多いようだ。

 ライブドアのビジネスははてなよりも、ココログブックス(http://www.cocolog-nifty.com/cocologbooks/)に似ている。つまり、文芸社(http://www.bungeisha.co.jp)、新風社(http://www.shinpusha.co.jp/)など活況を呈している「自費出版」と「作家の登竜門」的な要素をブログでミックスしたビジネスモデルである。

 私も、このような仕組みをK書店さんと組んで昨年10月に発表する予定だったが、開発の遅れで先を越されてしまった。