ホームサーバ戦争

 http://bizpal.jp/eijyo/20041214にちょっと書いたが、日本の家電メーカー対マイクロソフトの覇権争いがラスベガスのCESで顕著になってきた。

 プレスセンターで、本田さん、後藤さん、山田さんなどと「何が面白い」と情報交換するのが楽しみだったが、彼らライターの皆さんが前日からドンドン最新情報をネットにアップしている。以下ビル・ゲイツ氏のキーノートを中心に紹介。

http://watch.impress.co.jp/av/docs/20050106/ces02.htm

http://japan.cnet.com/news/tech/story/0,2000047674,20063561,00.htm

http://ascii24.com/news/i/topi/article/2005/01/06/653439-000.html

 特に、以下のソフトバンク系のITメディア(旧ZiffDavis)は、本田さんを主幹として大量の情報を、数時間以内に現地から配信している。

http://www.itmedia.co.jp/lifestyle/features/2005ces/

 ビル・ゲイツ氏のスピーチでは、ホームサーバOS(基本ソフト)であるWindows XP Media Center Edition 2005(MCE)の話が中心だったようだ。キーボードとマウスを使ったユーザインタフェース以外に、テレビのリモコンで操作可能なOSで、写真、音楽、映像などを集中管理し、それらのコンテンツをテレビなどに配信できる。

 どのニュースも、「北米では多くのパソコンに搭載され成功しつつあるが、日本ではサッパリ」という論調。以下のサイトを比較していただければ一目両全である。

http://www.microsoft.com/windowsxp/mediacenter/evaluation/products.mspx

http://www.microsoft.com/japan/windowsxp/mediacenter/evaluation/products.mspx

 この理由は明白で、日本には家電メーカーが存在し、米国には存在しないことにある。DELLもHPもマイクロソフトと共同して、インターネットとパソコンとテレビが融合した新しい世界、新しい市場を築きつつある。

 しかし、松下もソニー東芝も日立もシャープも、日本のお家芸である、テレビ、HDレコーダー、ビデオカメラ、デジカメなどの情報家電製品を、パソコンとは切り離してネットワーク化を図っている。

  

 カテゴリーをNet、AV、PCとしたが、これらが融合された混沌とした世界で、パソコン対家電の戦争が繰り広げられている。