昨日の続きだが、富士通さんもシャープさんも辞書てんこ盛りのネットブックを発表した。シャープさんは1年ぶりの新製品なので、PCのメビウス事業に電子辞書のパピルス(またはブレイン)事業を合体させた。
http://www.sharp.co.jp/corporate/news/090421-a.html
以下の岩波さん+学研さんの7種類の辞書が入っている。
岩波書店 広辞苑 第六版、学研 新世紀ビジュアル大辞典・漢字源第3版 JIS第1・第2水準版・スーパーアンカー英和辞典 初版・スーパーアンカー和英辞典 初版・現代新国語辞典 改訂第三版・パーソナルカタカナ語辞典
富士通さんは、EPWINGで20年近い辞書出版社さんとのお付き合いがあるので、LOOX Mに14種類の辞書を入れた。
http://pr.fujitsu.com/jp/news/2009/04/21.html
学研パーソナル統合辞典(4種)
ということで、iPhoneのウルトラ統合辞書との差異は、広辞苑、リーダーズ、現代用語という辞書を落とし、が学研さんを加えた。
http://www.kgc.co.jp/integ2009i.html
メビウスは8万円台、LOOX Mは6万円台と5万円PCより高めだが、電子辞書とPCを買うよりも割安感がある。新入生にはピッタリ。ASUS、Acer、HP、DELL、Lenovoなど海外のネットブックには、辞書のてんこ盛りは難しいので、大きな差別化が行えたと思う。
数年前から「専用デバイスから汎用デバイスへ」の大きな潮流の中で、10数年前、専用ワープロからWindows PCのWord/一太郎に変わったのと同様、日本固有の電子辞書も汎用デバイスに移行すると言い続けていたが、国産ネットブックの目玉として、電子辞書の汎用デバイス化が開始された。