染井吉野は散ったが、関山が満開

 朝から東大の裏の暗闇坂を下り、不忍池を半周して上野鈴本へ。早朝寄席は以下の面々。

・林家 ぼたん 締めこみ

・柳亭 こみち 金の大黒

・三遊亭天どん 肥辰一代記(円丈作)

・桂  才紫  親売り

 女性二人がしっかり話した後に、天どんが尾篭な噺で、高座を汚してくれた。いやな奴だ(こんな表現に彼はニコニコ)。

 先週は、つくしが皮肉を込めた見事な落ちを決め、理解した人が少なかった分「俺は判った」と満足して鈴本を出たが、今日は気分が悪い。

 帰りに不忍池を通ったら、野外ステージではビッグバンドジャズ。有名な染井吉野は散ってしまい、次は紫陽花なのだが、その間に、山桜「関山」が10数本見事に満開。お花見客も多く、立入り禁止の芝生で宴会。 天どんで落ちた気分を、関山が高めてくれた。