2月中旬、バルセロナで開催されたMobile World Congress 2009では、様々な通信ガジェットが発表されたが、その中で、マイクロソフトは、Windows Mobile 6.5、My Phone、Windows Marketplace for Mobileを発表した。
Windows Mobile 6.5は、現行の6.1をちょっと良くしたもので、本命の7.0の開発で内紛があったので、つなぎ商品。
My PhoneはMy Spaceの携帯端末版で、スマートフォンと連携したストレージ・サービス。
Windows Marketplace for Mobileは開発名称Sky Marketの正式版。PCとスマートフォン上でアプリケーションを販売するサイトである。App Store、Android Market、Sky Marketと3アプリ市場が揃ったが、Android Marketがボロボロなので、しっかりしたコンセプトの市場を作ってもらいたい。
その意味で、長たらしい正式名称だが、「for Mobile」は重要。「for PC」、「for Azure」をマイクロソフトはやるべき!と思っていたが、それにつながる名称となっている。
昨年11月、PDC(http://bizpal.jp/eijyo/01647 )から帰国した渋谷くんの第一声は「下川さん、Azureは、App Storeですよ」だった。「誰でも良いコードを書きさえすれば、簡単に世界にソフトを発表できる」という意味だが、Windows Azureに、マーケットと決済の仕組みが加われば、一気に普及すると思う。