ダスビで森の歌と10番

 ダスビのことを書くのは、2006年から連続4回。

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 今回は待望の「森の歌」。一昨年、井上道義日比谷公会堂ショスタコ・チクルスの番外編で聴いたが、今回は歌詞の政治的な改訂を元に戻した。

 そのラストはパンフレットによれば「レーニンの党に栄えあれ! 人民に永久に栄えあれ! 知恵部深きスターリンに栄えあれ! 栄えあれ!」スターリンの植林事業を推進する大政翼賛的な曲だが、その分、一般大衆には、わかりやすい。植林計画というプロジェクト名がついた、臨時合唱団も見事。

 森の歌でクタクタになったが、後半の10番はもっと密度が高く、レベルも高い演奏だった。ダスビにはショスタコ好きの職人さんが集まっているので、フルートもオーボエも団長さんのペットもティンパニーも小太鼓も職人そのもの。今回はクラリネットショスタコの響きだった。森の歌の女性のティンパニーも良かった。

 最後に一句 『スターリンも、レーニンも、カスピ海まで植林だ』