10年間に39回

 夕方、都庁の旅券課に新しいパスポートをもらいに行った。受け取りには国に14,000円、都に2,000円支払わなければならない。二人で32,000円也は高い。ICチップが入り偽造防止の特殊印刷が随所にほどこされているが、それにしても14,000円は暴利。

 VIODという穴があけられた古いパスポートも戻ってきた。日本の真四角の出国スタンプを数えてみたら39個。4年前までは、毎年5、6回出張していたので納得の数字。アメリカの味もそっけもない赤い入国スタンプが多いが、EUの格好良い入国スタンプも3個。すべてフランクフルトだが、飛行機マークと入国を表す→□マークが良い。

 このパスポートは1998年から2008年まで使ったが、申請した当時は海外との提携も多く、年に10回くらいは行くつもりだったので、追加の24頁も付けてもらった。しかし結果は本来の48頁の半分が埋まった程度。

 以前、高校の2年先輩の井上さんの講演で「48+24頁が10年持たずにパンクした」と伺ったが、彼はNTTグループの海外戦略の責任者なので、毎月のように海外に行かれているようだ。

 もう一人、20年来の知人のiさん。偶然、アメリカからの帰国で後ろの席になり、自慢げに見せられたパスポートには、整然と各国の入国、出国スタンプが押されていて驚いた。1頁を4分割する十字の線を入れ、日本でも外国でも「ここに押せ」と指示しているとのこと。