ソニーさんも撤退

 松下さんは9月末にΣBookのサイトを閉じるが、ソニー リブリエ(LIBRIe)のコンテンツ配信サイト、タイムブックタウンも2009年2月末日をもって終了する。

http://www.timebooktown.jp/

 これについては、5月17日の日経新聞13面に載った。「電子書籍販売 パソコン向け ソニーが撤退」という大きな見出しで、専用端末リブリエが販売不振で2007年5月に生産を終了し、来年、読書コンテンツの販売サイトも終了するとのこと。2社の撤退を以下のメディアも報じている。

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0807/01/news122.html

http://japan.cnet.com/blog/hosting/2008/07/02/entry_27011821/

http://blogmag.ascii.jp/kodera/2008/07/02124533.html

 サイトが消えてしまうのは寂しいし、歴史的にも極力残して欲しいので、http://www.archive.org/ に保存されているかどうかを調べてみた。 timebooktown.jpは保管されている。sigmabook.jpは特殊なHTML構造のようで、うまくアーカイブされていない。10月1日にはネット上から完全に消滅することになる。

 昨日の松下ΣBookSONY LIBRIeは、共に、読書端末+コンテンツ配信サイトという、プロダクツ+サービスの連携ビジネスなので、プロダクツの販売を終了しても、僅かな読者のためにサービスを継続しなければならず、そのサービスも終了ということになった。両社のビジネスのお手伝いをしていたので、とても残念。しかし、iLiadの引き合い状況などを考えると、来年、再ブレークの可能性がある。