年始に第九

 芸大の奏楽堂に行き「創立120周年記念音楽祭」のフィナーレ、鈴木雅明さんのパイプオルガンと小林研一郎さん指揮でベートーヴェンの第九を聴いた。小林さんは大晦日にも1番から9番までをご近所の文化会館で連続演奏したばかり。

http://www.geidai.ac.jp/facilities/sogakudou/info/20080104.html

 年末にも下野+読響で聴いたが、新年の門出にベートーヴェンを聞きたくなり、行く事にした。

 超満員で立ち見も出ている。奏楽堂のパイプオルガンは初めて聴いたが、NHKホールや芸術劇場にくらべ、ホールが小さい分、館全体に鳴り響き迫力がある。

 第九は「サイトウキネン」の芸大版。コンサートマスターや教授陣がそろい、荘厳で重厚な音が出ていた。特に第4楽章の出だしのコントラバスとチェロが良かった。合唱は学生と卒業生で構成されていたが、声量があり、様々なコンサートでお呼びがかかりそうな上出来。コンサート終了後の拍手も割れんばかり。とても暖かい拍手だったが、多くの芸大関係者が聴かれていたようだ。

 学長先生の挨拶は慣れないコンサート会場で勝手が違うのかイマイチ。最後の最後に小林研一郎さんが簡潔に流石のスピーチをされて幕となった。 10数分後に帰宅。