「二番煎じ」が聴きたい

 落語は最近、日曜日の上野鈴本、早朝寄席のみ。朝から、居眠り半分に聴いている。22日、鈴本の階段で常連のオジサンに後ろから声をかけられた。「やあ、久しぶり。黒門亭は?」、「最近、僕はここだけで、ご無沙汰なんですよ。行かれてます?」、「今日も行くよ」 という会話で別れた。

 季節感のある噺が好きで、夏は「青菜」や「夏の医者」が良い。

http://bizpal.jp/eijyo/20050717

 寒いこの時期、「二番煎じ」が無性に聴きたくなる。iPodには馬生のが入っているが、落語は生に限る。

  

 「火の用心、カチカチ」 町内の火の番部屋で、当番の旦那衆が夜回りの合間に、酒や肴を持ち寄って宴会。そこに見回りの役人が戸を叩き、一同はあわてて隠す。ヤカンに入れた日本酒を、煎じ薬だと偽るが、結局は役人に飲まれてしまい「良い煎じ薬だ!」。

 何杯も要求するので、「煎じ薬はもう切れた」と断ると、「さようか。拙者、一回りしてくる間に、二番を煎じておけ!」。

  

 28日、お江戸日本橋亭(http://www1.odn.ne.jp/~engeijou/nihonbashi.html)の「本牧落語五人会」で小ゑん師匠(http://www.netlaputa.ne.jp/~ventain/KOEN/)が二番煎じをヤルとの案内ハガキが届いた。行きたいが、別件が入っている。残念!