24 III 拳銃と携帯と

 安静と言っても、寝ているばかりでは面白くない。ネットに繋がっているので仕事はしっかり処理できている。こんな時こそ!ということで、「24」のシーズンIIIを2日間で一気にで見た。

 24(トゥエンティーフォー)は24時間のリアルタイムドラマで、1時間ごとの全24話。24時間かかる計算だが、コマーシャルが入るので、実際には18時間くらい。

 シーズンIIのビデオ発売の前に、フジテレビがシーズンIを深夜にまとめて放送し、一気に24ブームに火がついた。

 Iが大統領選とその暗殺計画、IIが核攻撃、IIIは細菌テロ、とロサンジェルスを舞台にした活劇だが、徐々に刺激が強くなっており、IIIでは準主役級がドンドン拳銃で殺されてしまう。

 IIIを昨日の「先端と安定と」同様、端的に云えば「拳銃と携帯と」。リアルな殺戮とバーチャルな情報、ネットワークでの戦いが繰り広げられる。ミッシェルも逃げる際に拳銃と携帯を奪った。

  

 「24を技術的に検証する」みたいなサイトを作ってみたいが、私の知識では如何ともしがたい。

・携帯電話のボタン操作だけで、CTUサーバ内の寝ていたワームを起こす事なんて出来るの?

・踏み込んだら中継器だけが置いてあったが、中継器からその先を辿れないのか。

・衛星映像から車のナンバーを確認するシーン、他の映画でも毎度おなじみだが、ドンドン映像が鮮明なるのは衛星でフォーカスを絞るから?

・病院でのトニーの手術映像がCTUで見られたが、これほどネットは繋がっているのか? また、公私混同、職権乱用ではではないか(~o~!

・A-5ドライブなんて物理媒体の場所は、普通知らないのでは?

 などなど、云ってもしょうがないか・・・

  

 インフルエンザの最中に細菌兵器の話だったので、身につまされたが、安静できるドラマではなかった。次回作のシーズンIVが気になりhttp://www.fox.com/24/で調べたら、スタートしており、朝7:00から始まり夜の10:00まで進んでいる。人気のトニー・アルメイダも出ているので懲役20年は免れたようだ。このペースだと、秋には日本でもDVDが出ることになる。

 プロデューサーも兼ねているキーファ・サザーランドは「MASH」のドナルド・サザーランドの息子で、スティーブ・キングの「スタンド・バイ・ミー」に若いチンピラ役で出ていたが、24でお父さん以上の俳優になった。

 トニー・アルメイダ役のカルロス・ベルナルド、俳優らしい面構えで期待できる。40年位前、テレビ「ローハイド」の準主役のカウボーイに、若い頃、映画をよく見ていた母が「良い顔だ」と云っていたが、同じような面をしている。カウボーイはその後イタリアで成功し、ハリウッドに戻って、今でも大活躍している。